2006年12月07日

ホルモン補充療法に使われるホルモン剤

ホルモン補充療法には基本的には

■エストロゲン剤:卵胞ホルモン
         エストリオール、結合型エストロゲン、メストラノールなど

■ゲスターゲン剤(プロゲストーゲン剤):黄体ホルモン
         酢酸メドロキシプロゲステロン、ノルエチステロンなど

これらのエストロゲン剤、ゲスターゲン剤は患者さんの状況によって使い分けられます。

ホルモン補充療法で重要なことは、毎日きちんと薬を飲むことです。
いい加減な飲み方をしていると、不正出血の頻度が高くなったり、不必要な検査をされることになりかねません。

更年期障害の治療目的で薬を飲む場合は約8週間飲み続け、その間の症状を見ながら今後の治療方針をたてます。

骨粗鬆症や、動脈硬化、萎縮性膣炎などの予防を目的とする場合はできるだけ長く飲み続けることが必要です。
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ホルモン補充療法とがん

ホルモン療法は欧米では30年以上の歴史があります。
子宮のある女性が長い間(数年間)エストロゲン剤を単独で使用していると確かに子宮内膜がんの発生が増えます。(子宮を摘出した女性は子宮ガンの心配はまったくありません)
そのため、一時的に問題になり、ホルモン補充療法は下火になりました。

しかし、エストロゲンとゲスターゲンを併用する新しいホルモン補充療法が開発され、発ガンの危険性を大幅に下げながら、更年期障害を治療できるとわかってからは、ふたたび活発に行われるようになっています。

日本では欧米に比べるとホルモン補充療法を受けている人は閉経後の女性の3%程度と見られていますが、次第に増えつつあるようです。
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子宮ガンは更年期障害?

子宮ガンは更年期、つまり閉経前後の女性に発生率が高いというだけで、更年期障害とは何の関係もありません。
ただし、閉経後は女性ホルモンの分泌が停止するので、外陰や膣が萎縮し、膣の粘膜が薄くなり、分泌物が少なくなってきます。
こういった閉経後の性器に関する変化は予防する方法はありませんが、ホルモン補充療法で簡単に改善することができます。
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更年期障害ってどんな人がかかりやすいの?

一般に、体質あるいは体型では肥満の人、大柄の人は更年期症状が比較的軽く、やせぎすの人は更年期症状が強く出ると言われます。

人それぞれに更年期症状の程度、時期も違うので一言では言えませんが、どちらかというと太り気味の人は更年期症状が軽いようです。
それは、やせている人は甲状腺機能が亢進(たかぶっている)している状態が多いからです。
甲状腺機能が高ぶっていると、のぼせに似た症状が出て、汗をたくさんかいたり、精神的にもイライラしやすいのです。

やせぎすの人、またはストレスを受けやすい人は更年期症状が強いと言われます。
性格的にはまじめで几帳面な人、少しのことでもくよくよする人、うつ傾向のある人も更年期障害がより強くなる可能性があります。

症状、障害があると大病ではないかという不安感がストレスになる場合も多いのですが、正しい診断を受ければ、症状に対して不安がらないですみますので、ストレスも減ると思います。
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更年期症状を和らげるために

更年期を快適に過ごすためにもっとも大切なのは、

更年期をマイナスイメージでとらえないこと

です。

更年期には人生のたそがれを思わせるイメージがあり、これから更年期を迎える世代にとっては考えることすら、ゆううつなことでしょう。

しかし、更年期は決して病的な時期でもないし更年期障害が起こったからといって深刻になる必要はありません。

更年期症状で圧倒的に多いのは「のぼせ」ですが、大体食事の後や、午後から夕方にのぼせる傾向があります。
のぼせて顔が赤くなったり汗が出てきてみっともないと思うために精神的ストレスがかかりますが、そういう場合は、そっとトイレに行き、冷たい水で手を冷やすとか冷たいタオルを額に当てるだけでも気分が落ち着きます。
のぼせる時間帯には上着を1枚脱いだり、身体を締め付けるベルトなどをゆるめたり、部屋の窓を開けて換気をするように心がけましょう。

更年期でも十分な睡眠をとっていれば、気分的に爽快ですから、自分から生活リズムを整えるように努めましょう。
精神的にはだんだん閉鎖的になりうつっぽくなりますが、内にこもらないようにしなければなりません。
ご近所の井戸端会議にはどんどん出席して気分を発散させましょう。
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更年期障害の予防方法

典型的な更年期症状が出てきたら、(参照→更年期障害自己診断テスト)診察を受けて確認することが大事です。
診察を受けてみたら、更年期障害よりも成人病を併発していたということも多分にあるので、自分の体の状態をよく把握しておくことが予防にもつながります。

日頃からの食生活や生活リズム、十分な睡眠と休養は更年期障害だけではなく、いろんな病気の予防になります。

アルコールを飲む女性が多くなっていますが、女性は本来アルコールに弱い体質なので、ほどほどに。

中高年になると胃酸度も低くなり、胃酸分泌量も少なくなりますので、大食しないように心がけましょう。

更年期障害の遅発症状である、骨粗鬆症のことも念頭に置き、日頃からカルシウムを摂取し、適度な日光浴をおすすめします。
(カルシウムは極端に多く摂取するのではなく偏らないよう満遍なく適度に取り入れることが大事です)
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更年期に摂りたい栄養素

そろそろ更年期と意識する年代になると「カルシウム」と「ビタミンD」をたくさん摂るような食生活を心がけましょう。
カルシウムは「骨粗鬆症」を予防する上でもっとも重要なミネラルです。
日本女性の1日のカルシウム摂取量は平均で約540mg前後で必要量600mgを大幅に下回ってます。
閉経後の女性は1日1000mg〜1500mgのカルシウムをとることをすすめられています。

ビタミンDは腸からのカルシウムの吸収を促進し、骨に直接作用して骨の質を維持します。
食品から摂ったビタミンDを体の中で機能させるために日光浴が効果的です。

■カルシウムを多く含む食品
 スキムミルク 牛乳 チーズ アイスクリーム ヨーグルト
 ししゃも まいわしの丸干し 干しえび 煮干 あみのつくだに
 こまつな だいこんの葉 かぶの葉 のざわな しゅんぎく
 生揚げ とうふ 凍りどうふ 油揚げ おから なっとう
 ひじき わかめ 切干大根 こんぶ ごま

■ビタミンDを多く含む食品
 かつおの塩辛 アンコウのきも さけ にしん うなぎ ほんまぐろ(とろ) さば さんま まいわし
 鶏卵(卵黄) うずらの卵
 バター クリーム
 黒・白きくらげ 干ししいたけ まったけ まいたけ
 豚肉 ロースハム ベーコン
posted by healing-clinic at 15:11| 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

若いのに更年期障害!?

最近は、成人病が若年化してきたということもありますが、若い人の不定愁訴症状が更年期の症状によく似ています。

これは自律神経失調症状があるからですが、いわゆる不定愁訴は「精神症状+自律神経失調症状」であって、自律神経の症状は、のぼせ、熱感、発汗、頭痛といった一連の血管運動神経症状です。

若い人でも体の成長過程の上昇時期と下降時期で変調がおこるので、更年期障害に似た症状が出てきやすいと考えられます。

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ホルモン補充療法

ホルモン補充療法とは、女性ホルモン、つまりエストロゲンとプロゲストーゲンをくすりとして補う治療法です。
閉経後の女性は卵巣の働きがなくなり、女性ホルモンの分泌が行われません。
その結果、ほてり、発汗、不眠などがあらわれ、さらに慢性的なホルモン欠乏が続けば骨粗鬆症、動脈硬化、尿失禁、膣炎などの症状があらわれます。

ホルモン補充療法を行うとほてり、発汗は劇的に改善することが多いようです。
さらに不眠や冷え、頭痛などの症状も改善します。
また血液中のコレステロールを低下させ、善玉コレステロールをふやすので、動脈硬化の予防にもなります。
アメリカではホルモン補充療法によって、心臓疾患の頻度が半分以下に低下したとの報告もありますし、そのほか、閉経後の骨量の減少を防ぎ、骨粗鬆症の予防もできます。

ただし、動脈硬化や骨粗鬆症は一度発病してしまうと、完全に治すことは不可能です。
これらの予防を目的とする場合には、ホルモン補充療法をできるだけ早い時期からはじめ、できるだけ長く続ける必要があるのです。

posted by healing-clinic at 01:31| 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月06日

男性更年期障害

更年期障害といえば、女性特有の病気というイメージでとらわれてきましたが、最近になってやっと男性の更年期障害は、認識されつつあるようです。
女性の場合は、更年期障害の原因が明確で閉経によるホルモン分泌が急激に低下することから症状が出てくるのですが、男性の場合は徐々に男性ホルモンの分泌が減少してくるので、どちらかというと更年期障害より加齢や生活習慣病による症状の方が気になる方が多いようです。

男性更年期障害は主に40代から50代にかけて症状が顕著になるようです。
女性の更年期障害と同じように、この年代は「リストラ」「夫婦間の問題」「親の介護」など社会的にもプライベートでも責任が大きく、ストレスが増す時期です。

男性更年期障害が実はとても怖い病気だと思うのは、この年代の方に自殺する方がとても多いということだと思います。
男性は悩みがあると、自分ひとりで解決しようとするので、周囲に相談したり、聞いてもらうことに抵抗感を感じるようです。

更年期障害は病気ですが、一時的なもので、時期が過ぎれば治まりますので、くれぐれもその点だけは念頭に入れて、心のコントロールを心がけるようにしましょう。
posted by healing-clinic at 15:53| 男の更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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