2006年12月07日

更年期症状と更年期障害

卵巣から分泌されるエストロゲンの分泌は、大体32歳から33歳がピークで、それから閉経までゆっくりと富士山の裾野のカーブのように分泌量が下がります。
その下降線上で起こる不定愁訴更年期症状といいます。
更年期症状とは、その不定愁訴の症状的なものをいいますが、更年期障害というと病的なものになります。

たとえば、“のぼせ”があってもそれに耐えられるようであれば、更年期の不定愁訴あるいは更年期症状です。
“のぼせ”がひどく汗もかいて寝られないというような症状がでれば、更年期障害です。

更年期障害の愁訴と症状
・肩こり    ・腰痛    ・倦怠感    ・もの忘れ
・頭痛     ・冷え性   ・気分不安定  ・動悸
・憂鬱     ・めまい   ・顔面紅潮   ・発汗
・不眠     ・のぼせ   ・不正出血   ・イライラ

35歳くらいから40歳くらいは精神的ストレスが加わりやすいし、社会的、経済的にもいろいろ負担が多い時期なので、更年期症状が出やすいとも考えられます。
posted by healing-clinic at 23:50| Comment(0) | TrackBack(1) | 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

更年期障害の早発症状と遅発症状

更年期障害の症状として代表的なものは女性ホルモン エストロゲンが欠乏して起こる症状です。

早発症状としては、

のぼせ、熱感、発汗、不眠、冷えなどがあげられます。

遅発症状としては、

循環・心臓系の症状、骨粗鬆症、膣の自浄化作用が衰えるためにおこる老人性膣炎 などがあります。

エストロゲンが直接関係あるかどうかは不明ですが、老人性痴呆も起こります。

この老人性痴呆は女性の方が多いのです。
posted by healing-clinic at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

更年期自己診断テスト

次の質問項目の1から26まで自問自答し、イエスかノーでお答え下さい。

1、疲れがたまり、だるくてつらいですか?
2、息切れがしますか?
3、頭痛がよくおこりますか?
4、めまい、耳鳴りが頻繁に起こりますか?
5、むかついたり、吐いたりしますか?
6、肩こり、腰痛、関節が痛いですか?
7、おなかが張ったり、痛んだりしますか?
8、一時的にどっと汗をかきますか?
9、手足や腰が冷えてつらいことがありますか?
10、手足がしびれたり、引きつるような感じがしますか?
11、手足の感覚がなんとなく鈍い気がしますか?
12、頭がのぼせたり、かーっと熱くなりますか?
13、のどがつまったり、息苦しいですか?
14、顔や足がむくんではれぼったくなりますか?
15、動悸がして苦しくなる事がありますか?
16、最近、肥満になってきたと思いますか?
17、神経質で些細なことが気になってしかたがないですか?
18、夜寝付けなかったり、寝てもすぐ目が覚めますか?
19、落ち込んでゆううつになったり、くよくよしますか?
20、すぐに怒ったり、些細なことで興奮しやすいですか?
21、人をうらやんで自分を嘆くことがありますか?
22、体中が痒かったり、虫が這ったりする気がしてむずむずしますか?
23、生理の回数、量、日数が増えましたか?
24、性欲がなく性生活がつらいですか?
25、トイレにいく回数が増え、夜に2回以上目が覚めますか?
26、物忘れがひどくなりましたか?

診断結果を読む
posted by healing-clinic at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

更年期障害はどんな検査をするの?

更年期障害の診断を下すうえでもっとも重要な点は、それが本当に更年期障害であるかどうかをはっきりさせることです。
更年期症状には内科や整形外科そのほかの分野の病気の症状と似ていることが少なくないのです。
ですからきちんと診断を下すためには、一般の血液検査や心電図検査などを行います。
また血中のエストロゲンやFSH、LTといったホルモン検査、甲状腺疾患を調べるためにTSH(甲状腺刺激ホルモン)を測定したりします。
これらの検査は特別なものではなく、日常的に行う検査なので、あまり不安にならずに、まずは検査を受けて見て下さい。

主な検査
●血液検査  
 ・血液中のホルモン量を測定し、更年期に見られるホルモン変化があるかどうか?
  エストロゲンの減少や、卵胞刺激ホルモンの増加があるかどうかを調べます。

●内診、細胞診などの婦人科系の検査
 ・子宮筋腫など婦人科系の病気の有無を調べます。

●心理テスト
 ・うつ病などの精神疾患の有無を調べます。
posted by healing-clinic at 23:14| 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

更年期症状が出てきたら何科に行くの?

強くてはっきりした身体的な症状がある場合は、まずそれぞれの症状にあった専門の科に診てもらいましょう。
更年期症状とおもっていても別の病気が潜んでいる場合もありますので、注意が必要なのです。
腰痛なら整形外科、動悸なら内科にまず診てもらってください。

各科の専門医に精密検査をしてもらい、その上でこれといった以上が見つからず、なおも苦痛が取れない時には更年期障害として、産婦人科を紹介してくれると思います。

更年期障害は他の重い病気を考慮し、除外してから診断するので、症状の種類や程度によってはそれぞれの専門科での検査や治療が必要になるのです。

最近では「中高年女性外来」とか「中高年女性健康維持外来」という中高年女性の健康管理を主体とする特殊外来を設けている病院もあります。
posted by healing-clinic at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

更年期障害の治療

更年期障害があればすべて治療しなければならないというものではありません。
治療が必要な更年期障害とは、日常生活がスムーズに行えないほど症状が強いものになります。
更年期障害にはさまざまな症状がありますが、ホルモンの欠乏により起こる症状に対しては「ホルモン療法」を行います。
どうしてもホルモンを使用できない女性に対しては、漢方療法やその他の薬を用います。

エストロゲンの欠落症状が全くなく、イライラ、不安、無気力、うつなどの更年期障害の治療は精神安定剤や、抗うつ剤による治療が効果的です。

これらの療法で改善しない、肩こり、腰痛、筋肉痛、めまいなどの症状に対しては、それぞれの症状に応じて、鎮痛剤、筋弛緩剤などを用いた治療を行います。
posted by healing-clinic at 22:45| 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホルモン補充療法に使われるホルモン剤

ホルモン補充療法には基本的には

■エストロゲン剤:卵胞ホルモン
         エストリオール、結合型エストロゲン、メストラノールなど

■ゲスターゲン剤(プロゲストーゲン剤):黄体ホルモン
         酢酸メドロキシプロゲステロン、ノルエチステロンなど

これらのエストロゲン剤、ゲスターゲン剤は患者さんの状況によって使い分けられます。

ホルモン補充療法で重要なことは、毎日きちんと薬を飲むことです。
いい加減な飲み方をしていると、不正出血の頻度が高くなったり、不必要な検査をされることになりかねません。

更年期障害の治療目的で薬を飲む場合は約8週間飲み続け、その間の症状を見ながら今後の治療方針をたてます。

骨粗鬆症や、動脈硬化、萎縮性膣炎などの予防を目的とする場合はできるだけ長く飲み続けることが必要です。
posted by healing-clinic at 22:44| 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホルモン補充療法とがん

ホルモン療法は欧米では30年以上の歴史があります。
子宮のある女性が長い間(数年間)エストロゲン剤を単独で使用していると確かに子宮内膜がんの発生が増えます。(子宮を摘出した女性は子宮ガンの心配はまったくありません)
そのため、一時的に問題になり、ホルモン補充療法は下火になりました。

しかし、エストロゲンとゲスターゲンを併用する新しいホルモン補充療法が開発され、発ガンの危険性を大幅に下げながら、更年期障害を治療できるとわかってからは、ふたたび活発に行われるようになっています。

日本では欧米に比べるとホルモン補充療法を受けている人は閉経後の女性の3%程度と見られていますが、次第に増えつつあるようです。
posted by healing-clinic at 22:43| 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

子宮ガンは更年期障害?

子宮ガンは更年期、つまり閉経前後の女性に発生率が高いというだけで、更年期障害とは何の関係もありません。
ただし、閉経後は女性ホルモンの分泌が停止するので、外陰や膣が萎縮し、膣の粘膜が薄くなり、分泌物が少なくなってきます。
こういった閉経後の性器に関する変化は予防する方法はありませんが、ホルモン補充療法で簡単に改善することができます。
posted by healing-clinic at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

更年期障害ってどんな人がかかりやすいの?

一般に、体質あるいは体型では肥満の人、大柄の人は更年期症状が比較的軽く、やせぎすの人は更年期症状が強く出ると言われます。

人それぞれに更年期症状の程度、時期も違うので一言では言えませんが、どちらかというと太り気味の人は更年期症状が軽いようです。
それは、やせている人は甲状腺機能が亢進(たかぶっている)している状態が多いからです。
甲状腺機能が高ぶっていると、のぼせに似た症状が出て、汗をたくさんかいたり、精神的にもイライラしやすいのです。

やせぎすの人、またはストレスを受けやすい人は更年期症状が強いと言われます。
性格的にはまじめで几帳面な人、少しのことでもくよくよする人、うつ傾向のある人も更年期障害がより強くなる可能性があります。

症状、障害があると大病ではないかという不安感がストレスになる場合も多いのですが、正しい診断を受ければ、症状に対して不安がらないですみますので、ストレスも減ると思います。
posted by healing-clinic at 21:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

更年期症状を和らげるために

更年期を快適に過ごすためにもっとも大切なのは、

更年期をマイナスイメージでとらえないこと

です。

更年期には人生のたそがれを思わせるイメージがあり、これから更年期を迎える世代にとっては考えることすら、ゆううつなことでしょう。

しかし、更年期は決して病的な時期でもないし更年期障害が起こったからといって深刻になる必要はありません。

更年期症状で圧倒的に多いのは「のぼせ」ですが、大体食事の後や、午後から夕方にのぼせる傾向があります。
のぼせて顔が赤くなったり汗が出てきてみっともないと思うために精神的ストレスがかかりますが、そういう場合は、そっとトイレに行き、冷たい水で手を冷やすとか冷たいタオルを額に当てるだけでも気分が落ち着きます。
のぼせる時間帯には上着を1枚脱いだり、身体を締め付けるベルトなどをゆるめたり、部屋の窓を開けて換気をするように心がけましょう。

更年期でも十分な睡眠をとっていれば、気分的に爽快ですから、自分から生活リズムを整えるように努めましょう。
精神的にはだんだん閉鎖的になりうつっぽくなりますが、内にこもらないようにしなければなりません。
ご近所の井戸端会議にはどんどん出席して気分を発散させましょう。
posted by healing-clinic at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

更年期障害の予防方法

典型的な更年期症状が出てきたら、(参照→更年期障害自己診断テスト)診察を受けて確認することが大事です。
診察を受けてみたら、更年期障害よりも成人病を併発していたということも多分にあるので、自分の体の状態をよく把握しておくことが予防にもつながります。

日頃からの食生活や生活リズム、十分な睡眠と休養は更年期障害だけではなく、いろんな病気の予防になります。

アルコールを飲む女性が多くなっていますが、女性は本来アルコールに弱い体質なので、ほどほどに。

中高年になると胃酸度も低くなり、胃酸分泌量も少なくなりますので、大食しないように心がけましょう。

更年期障害の遅発症状である、骨粗鬆症のことも念頭に置き、日頃からカルシウムを摂取し、適度な日光浴をおすすめします。
(カルシウムは極端に多く摂取するのではなく偏らないよう満遍なく適度に取り入れることが大事です)
posted by healing-clinic at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

更年期に摂りたい栄養素

そろそろ更年期と意識する年代になると「カルシウム」と「ビタミンD」をたくさん摂るような食生活を心がけましょう。
カルシウムは「骨粗鬆症」を予防する上でもっとも重要なミネラルです。
日本女性の1日のカルシウム摂取量は平均で約540mg前後で必要量600mgを大幅に下回ってます。
閉経後の女性は1日1000mg〜1500mgのカルシウムをとることをすすめられています。

ビタミンDは腸からのカルシウムの吸収を促進し、骨に直接作用して骨の質を維持します。
食品から摂ったビタミンDを体の中で機能させるために日光浴が効果的です。

■カルシウムを多く含む食品
 スキムミルク 牛乳 チーズ アイスクリーム ヨーグルト
 ししゃも まいわしの丸干し 干しえび 煮干 あみのつくだに
 こまつな だいこんの葉 かぶの葉 のざわな しゅんぎく
 生揚げ とうふ 凍りどうふ 油揚げ おから なっとう
 ひじき わかめ 切干大根 こんぶ ごま

■ビタミンDを多く含む食品
 かつおの塩辛 アンコウのきも さけ にしん うなぎ ほんまぐろ(とろ) さば さんま まいわし
 鶏卵(卵黄) うずらの卵
 バター クリーム
 黒・白きくらげ 干ししいたけ まったけ まいたけ
 豚肉 ロースハム ベーコン
posted by healing-clinic at 15:11| 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

若いのに更年期障害!?

最近は、成人病が若年化してきたということもありますが、若い人の不定愁訴症状が更年期の症状によく似ています。

これは自律神経失調症状があるからですが、いわゆる不定愁訴は「精神症状+自律神経失調症状」であって、自律神経の症状は、のぼせ、熱感、発汗、頭痛といった一連の血管運動神経症状です。

若い人でも体の成長過程の上昇時期と下降時期で変調がおこるので、更年期障害に似た症状が出てきやすいと考えられます。

posted by healing-clinic at 01:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホルモン補充療法

ホルモン補充療法とは、女性ホルモン、つまりエストロゲンとプロゲストーゲンをくすりとして補う治療法です。
閉経後の女性は卵巣の働きがなくなり、女性ホルモンの分泌が行われません。
その結果、ほてり、発汗、不眠などがあらわれ、さらに慢性的なホルモン欠乏が続けば骨粗鬆症、動脈硬化、尿失禁、膣炎などの症状があらわれます。

ホルモン補充療法を行うとほてり、発汗は劇的に改善することが多いようです。
さらに不眠や冷え、頭痛などの症状も改善します。
また血液中のコレステロールを低下させ、善玉コレステロールをふやすので、動脈硬化の予防にもなります。
アメリカではホルモン補充療法によって、心臓疾患の頻度が半分以下に低下したとの報告もありますし、そのほか、閉経後の骨量の減少を防ぎ、骨粗鬆症の予防もできます。

ただし、動脈硬化や骨粗鬆症は一度発病してしまうと、完全に治すことは不可能です。
これらの予防を目的とする場合には、ホルモン補充療法をできるだけ早い時期からはじめ、できるだけ長く続ける必要があるのです。

posted by healing-clinic at 01:31| 更年期障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。